アクエリアン革命 |
1980年、マリアン・ファーガソンというアメリカの女流作家が「アクエリアンのたくらみ(Aquarian Conspiracy)」という本を書いた(実業之日本社、1981年)。彼女は、「闇と暴力と渾沌の世界ではなく、透き通った愛と光にあふれた世界が水瓶座の世界である」と定義する。古い社会の規範を破ろうと言う意志をもち、新しい考え方に目覚めた個人があちこちに生まれ、互いに知り合うことはなくとも、目に見えない連帯となって拡がり、やがて世の中全体を変革していく、という楽観的な社会変革論である。期せずして共謀し組織・権力を超えて世界を変えていくというのは、まさに今ネットの時代の起こりつつある。 |